

Lord Ram Lalla
THE BELOVED CHILD

神々もかつては子供でした。英雄や王になる前に、神々にも無邪気さがありました。ラム・ララ神はその純粋さと静けさを象徴した、5歳の神です。「最愛の子」を意味する 「ララ」は、輝きに満ちた優しい魂として表現されています。

アヨーディヤにおけるラーム寺院の落成は、マイソール出身の彫刻家、アラン・ヨギラージにとって新たな時代の幕開けとなりました。彼はラーム・ララの像を形にした人物です。
アルン・ヨギラージの家族は、5世代にわたる伝統的な彫刻家です。彼の彫刻のインスピレーションと最初の教育は、彼が最初の学校だと考える自宅にあります。8歳のとき、父親が石から神像を彫り出す様子に心を奪われたのが始まりでした。これまでに彼は、さまざまなスタイルや大きさで1万点以上の彫刻を制作してきました。
手作りの過程
ラム・ララ神は、温かみのあるベルベットのような衣をまとい、ルビー、エメラルド、真珠の色合いを持つエナメル細工の宝飾品を身につけています。
背後の手彫りのアーチは無煙炭色の灰色で、ヴィシュヌ神が描かれています。そして、足元にはハヌマーン神とガルーダ、頭上にはヒンドゥー教の神聖なシンボルが描かれています。
各パーツの制作には、約20日近くアーティストが作業をし、30以上の型が使用されました。細部にまでこだわった特別な作品です。